コラム

面接に遅刻したら不採用になる理由!

人妻風俗のお店では、面接に遅刻する人も多いそうです
面接に遅刻する人も多いそうです。
事前に連絡したうえで遅刻する人もいれば、
なんの連絡もなく平気で1時間遅刻する人もいるそうです。
そういう人は、どんなに美人であっても採用しない。
こういうお店もあります。
美人なのになぜ遅刻「ごとき」で不採用なのか?

風俗のお店の場合、お店が常になにをやって
いるかといえば、時間を売っているわけです。
お店に在籍している女性の時間を売っています。
お客さんは「その女性の時間を買います」。
日々、延々と、お店ができてからつぶれるまで、
この「時間の売買」をやっているわけです。

そういうお店に、平気で遅刻する女性がいたそもそも商売になりませんよね。遅刻する人には、いろんな事情がある。こういう言い方もありますよね。ちょっと生理痛とか、子どもの具合が悪くなったので……などなど。

いろんな、「かわいそうと思える」事情があるにせよ、
時間の売買をしている商売において、
遅刻は絶対に許されることではない、ということです。
(いくつかの例外を除いて、ということですが)。

時間の感覚というのは、生まれ育った環境や、
本人のもともとの性格が大きく影響することなので、
今から遅刻癖を治そうと思ったところで、無理かもしれない。
こういうことを言う人もいます。人もいます、
というか、こういうことを言う人のほうが多いです。

でも、どうしても遅刻癖を治したい人は……
「自分は、奪って返せないものを他人から奪っている、
泥棒よりタチの悪い女だ」という、猛省をしてみては?

たとえば、他人から1万円借りたとします。
で、返さなかったとします。当然、貸した人は怒ります。
が、いつかの時点で返せば、それで話はおしまいです。
「ごめんね、いつぞやに借りた1万円を返すわ。
遅くなってごめんなさい」以上おしまい。

遅刻とは……相手の時間を奪う行為です。
たとえば14時から面接を入れた場合、相手は14時5分前から、
あなたのことを待っています。で、たとえば14時30分まで待ったとします。その間、あなたを待つこと以外、なにもできなかったとします。あなたは、相手の時間を35分奪ったことになります。
この奪った時間を、あなたはどうやって返しますか?

「わたしの人生の35分を、あなたに差し上げます」
なんて言えないですよね? 返しようがないですよね?
だから遅刻とは「返しようがないものを相手から奪う行為」なのです。だから泥棒よりもタチが悪いのです。

誰しも、1日24時間しか持っていません。
その時間を誰かにあげることもできなければ、もらうこともできません。今この瞬間という、限られた時間を、
みんな必死になって生きています。死ぬ勇気がないから
、ただぼんやりと空を眺めている人だって、
必死になって「生きることをしている」わけです。
こういう感覚が芽生えたなら、遅刻癖は治ります。

身内の不幸など、特段の例外はあるものの、
遅刻癖のある人は常に、自分のことしか考えられない、
接客業に向いていない人なのです。
あるいは、ひとりで生きている感覚の強い、
さみしい人なのです。